同人誌自費出版は難しい?

同人誌を作る人はたくさんいると思いますが、作ったものを冊子などにして、コミックマーケットなどといった「同人誌販売会」で販売しようする人はそう多くいないと思います。

「自費出版」と聞くと、「印刷データを作るのが難しそう」・「ものすごく費用が掛かる」といったイメージを持っている人も多いと思いますが、実際に漫画や小説、写真集など同人誌を自費出版することはそんなに難しいことではありません。

パソコンの性能向上・イラスト描くソフトや写真などを加工するソフトが比較的に安価に手に入るようになったことで、専門のプロでなくても簡単にデータを作成できるようになりましたし、以前なら直接印刷会社に注文しなければいけなかっこともインターネットの普及によって、自宅からデータを送るだけで冊子が届くようになりました。

同人誌などの個人で作る冊子などは、従来の印刷では「オフセット印刷」だったのですが、今ではオンデマンド印刷での印刷・作成が主流になりつつあります。

オンデマンド印刷というのは、パソコンから直接印刷できるプリンターの大型化されたような機械で直接デジタルデータを印刷することで、1冊からでも冊子を作ることができます。
従来の印刷の「オフセット印刷」は、印刷用の版を作って印刷機で印刷するという方法なので、版代にかかる費用などを考えると高くなり、少部数の印刷には適していませんでした。
データがデジタルの為、版を作る必要が無くコピー機でするようなものなのでコストが抑えられるメリットがあります。
デメリットとしては、インクではなくトナーを使って印刷する為、同じデータでも前回印刷したものと同じ色に印刷することが難しいところでしょうか。

これに、前述したとおりインターネットの普及とパソコンの高性能化により、個人からの印刷注文が増え、最近の出版不況から各印刷会社も企業に向けた商売より、個人を相手にした商売に重点を置くようになってきていることも、冊子印刷の低価格化の要因となっています。

ですが、データが簡単に作れるからといって作ったデータがそのまま印刷に使えない事もあるので注意して下さい。
注文はできても作成したデータが、その印刷会社のルールに合ったものでないと注文を受け付けてもらえないかもしれません。

同人誌を自費出版しようと考えている人は、データ作成の技術も必要ですが、印刷用紙や冊子の製本方法など印刷に関する知識も最低限は覚えるようにしましょう。

 

自費出版をすると儲かる?

同人誌を自費出版すると儲かるのか?
以前、とある記事を見ましたが、現在の同人業界での「同人誌」の市場規模が700億円ともいわれ、作家の「年収1000万円の作家はザラ」で、中には「6000万以上は300人以上」といった内容でした・・・続きを読む

同人誌の著作権問題とは?

同人誌をこれから自費出版しようと考えている人とって一番気になるのは著作権問題などでしょう。
特に「2次創作系」の漫画同人誌などを作る人には、知らなかったでは済まされない話にな・・・続きを読む